夏目漱石の『こころ』を読んでみた

とある女性経営者が繰り返し読んでいるというので、『こころ』を読んでみました。

正直なことをいうと、思っていたのと全然違うなぁって感じですね。

Kという友人が自殺するところだけは教科書とかで知っていたわけなんですけど、それにしても厭世的というか、主人公がかわいそうだなぁとか思う内容になっていました。

残念におもえたのは、とにかく主人公の今後については一切触れていないところ。

後半部分は知っている内容であり、長い「先生」の独白文章なのですが、それにしても自分勝手な先生の話が延々と書いてあって、それが長い!って感じでした。

おまけに驚きなのですが、結局恋愛の話がずっと書いてあって、なぜ主人公に手紙をたくしてなくなってしまったのかって感じですね。

おまけに、主人公は親が危篤の状況なのに、東京行きの電車に乗るんですけど、ひとまず「先生」の方はおそらくなくなっている感じなので、その間に親が死んでしまったらどうするんだ?みたいな感じです。

自分がKを見つけたように、「先生」も自分が自殺するところを主人公に見つけてもらって自分がずっと隠していることを共有してくれる人を一人見つけて自分の気が済むようにしたってことなのかもしれないんです。

だけど、とにかく当時の学生ってエリートですからそんなことしていいの?みたいな感じですね。

とにかく、どんなことが書いてあるのか気になってはいたのでそれが知られてよかったですが、とにかく書きっぱなしってところもあって読後感がすっきりしない内容だなって思ってしまいました。